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フレームのフォルムや素材など、多種多様なデザインが発表される。上空高くの、より太陽光線を強く浴びるパイロットの眼を守るニーズが生まれた。30年には紫外線、赤外線をカットするレイバングリーンが登場。ジェームズディーンなどハリウッドスターも愛用した。

50年代は、一般人にもサングラスが普及し、アメリカのライフスタイルのシンボル的な存在となり、ファッションとしての地位を得始める。レイバンはアメリカを拠点とするのアイウェアのブランド。レイバンのブランド名は「光を遮る」という意味があるように、サングラスを目的としてブランドがスタートした。サングラスを開発したきっかけは、1923年に、米軍のパイロットが飛行中に、太陽光線によって、視力を悪くしたことだった。

80年代には「卒業白書」「トップガン」で、トム・クルーズが着用した。ブランドを発表したアメリカを拠点とする、ボシュロムは現在コンタクトレンズ(視力矯正系器具など)のメーカーとして有名だが、もともとはレンズのメーカーで、レンズの分野では技術的には高いレベルをもっていた。これは米空軍に採用される。これがブランドレイバンの起源となる。

偏光サングラスなどは、光のまぶしさを取り除くだけではなく、反射光も除去し、視界クリアにする働きを持つ。(尚、レイバンブランドはボシュロムから、イタリアのルックスオティカグループが1999年に買収している)レイバンの基盤はこのレンズの技術にベースを置くもので、他のサングラスに比べて、工学的にもしっかりとした作りをしていた。61年、「ティファニーで朝食を」でオードリーヘップバーンが着用。対策として、レンズメーカーのボシュロムに太陽光線を処断するレンズの開発を要請され、ボシュロムは今のサングラスの開発に取り掛かった。